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2010/10/15

MEGUMI

9/9、『蒸発旅日記』を映画館で観れるというので、若者の街渋谷へ。『蒸発〜』は、映画館で観るとやっぱり最高でした。ユーロスペースさんありがとう。
姪の誕生日にポニョのぬいぐるみをハンズで買って駅に向かっていたら、東急の前で、向こうからすごい御胸の豊かな方(巨乳)の人が歩いてきて、「かおちっちゃっ」と思ったらMEGUMIでした。「あ、MEGUMIだ。」と思いました。因みに二歳になった姪は、「ポニョだー!!」と叫んで喜んでました。はやをさんありがとう。
次の日は、新文芸座に今井正特集を観に行きました。9:45開始という時間の問題もありますが、確実に自分が最年少の観客でした。何時いっても御年寄ばっかり。『にごりえ』、もう最高!!1953年キネ旬1位という実績を知らずして観たわけですが、開始5分で名作であることがわかります。3作のオムニバスであることや、一葉文学初の映画化であること、そんなことはもはやどうでもよく、どうやったらこんな分厚い演出ができるのか、検討つきません。二番目の話の女中のくだらないやりとりで意味もなく涙が滲んできました。あと、お力。淡島千景恐るべしだよほんと。『夜の鼓』の三國もすごかった。釣り馬鹿になる前の三國連太郎は本当にかっこいい。
あと、美学校の発表会で諏訪敦彦の大切な言葉を聞きました。「AとBがいる。Aは画面に映る。Bも画面に映る。しかしAとBの関係性は画面には写らない。これが大変なんだ。」

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